効果的にニキビ跡をキレイに消すスキンケア

ニキビが消えても、ニキビ跡がなかなか消えずに悩む人は少なくありません。こちらでは、ニキビ跡の種類や原因、ニキビ跡を消すためのスキンケア、ニキビ跡を改善する方法についてご紹介していきます。

ニキビ跡の種類

ニキビ跡にはいろいろな種類があります。
ニキビが消えた後に赤みがうっすらと残るケースもあれば、皮膚の色が変色して赤みではなく紫色や茶褐色になるケースも見られます。また、肌の変色にとどまらず、毛穴部分がクレーター状になって毛穴が目立つようになったり、ニキビ跡が赤く盛り上がって肌がでこぼこになったりするケースも少なくありません。

ニキビ跡の症状は、赤みが残っている程度が最も軽症で、放置していると紫色や茶褐色になります。また、クレーターや肌の盛り上がりは、かなり症状が重いケースです。

ニキビ跡ができる原因とは?

ニキビ跡ができる原因は、ニキビの種類によって異なります。

赤みが残るニキビ跡

赤みが残るニキビ跡の場合、ニキビによる炎症から肌を守るため、毛細血管が集中してうっ血したことが原因です。そのため、炎症が広範囲に及んだりダメージが大きかったりした場合は、赤みがより目立ち、長期間続きます。

紫色のニキビ跡

紫色に変色するのは炎症が皮膚の奥に達し、集中した毛細血管が破裂したことが原因です。

茶褐色のニキビ跡

茶褐色になるのは、炎症による刺激でメラニン色素を急激に生み出したり、ニキビ跡が紫外線の影響で悪化したりしたことが原因となります。

クレーター状のニキビ跡

クレーター状になるニキビ跡は、繰り返す炎症反応のため、毛穴の構造や形が変形したことが原因です。赤く盛り上がるケースは皮膚の修復で必要以上にコラーゲンが生成されてしまうことが原因で、いずれもニキビを放置した場合に生じやすくなります。

ニキビ跡はどれくらいで消える?

ニキビ跡は、時間の経過とともにある程度は薄れていきます。
わずかに赤みが残っている程度ならば、早ければ2~3カ月程度で目立たなくなるでしょう。
一方で、紫色や茶褐色のニキビ跡の場合は、真皮層まで色素沈着している可能性が高いため、数年は消えないと考えておく必要があります。

一般的に、表皮層のターンオーバーは30日程度、真皮層は4~5年と言われていますので、自然治癒力による改善はかなり時間がかかるでしょう。
なお、さらに重症化しているクレーター状のニキビ跡は、セルフケアだけで消すことは困難です。肌の状態にもよりますが、皮膚科で適切な治療を受けた場合、数カ月~1年程度と考えておきましょう。

ニキビ跡やニキビになっている場合は肌の抵抗力が低下している状態なので、普段より肌への刺激が弱くなっています。
雑菌の付着した手で触ったり刺激の強いスキンケア商品を使ったりすることは避けて、肌への負担が少ないスキンケアを心がけましょう。
例えば、香料や添加物が含まれていないもの、アルコールやパラペンを使用していないもの、アレルギー肌にも使えるものを選び、目立たない場所でパッチテストをしてから使うのがおすすめです。

洗顔はアクネケア用や薬用タイプの洗顔料を使い、肌に直接触れないように泡で優しく洗うようにします。ぬるめのお湯で洗顔料をしっかり洗い流した後、低刺激で保湿効果の高い化粧水や美容液で保湿しましょう。
古い角質を取り除くピーリングはニキビ予防に一定の効果が期待できますが、全く肌に負担がないわけではありません。あまり頻繁には使わず、様子を見ながら取り入れましょう。

症状別にみると、赤みがある場合は抗炎症成分を含むスキンケア アイテム、紫色や茶褐色になっている場合は美白成分を含むスキンケアアイテムが有効です。色素沈着を防ぐためにも、日傘や日焼け止めなどの紫外線対策を行いましょう。
クレーター状のニキビ跡はセルフケアによる改善が困難ですが、ターンオーバーの改善や十分な保湿で症状が軽減する可能性があります。

セルフケアだけでは難しいと判断した場合は、医療機関に相談してみましょう。
当院ではニキビ跡の場合、下記の治療が可能です。

POTENZA(ポテンツァ)

RF照射で薬剤を真皮層まで浸透させ、肝斑・ニキビ跡・小じわなど様々な肌トラブルを解決するマシンです。
198,000円~330,000円(税込)

ダーマペン4/ヴェルべットスキン

肌に微細な傷をつけることで、自然治癒力と塗布する薬剤の相乗効果により、シワやたるみ、毛穴の開き、ニキビ跡、妊娠線など、様々な肌の症状を改善します。
29,700円~363,000(税込)

センシル(C’ensil)C-30

安定型高濃度ビタミンCの働きにより、しみ・くすみ・色素沈着の原因となるメラニンの生成を抑制するとともに、保湿成分が肌の柔軟性を保ってニキビを予防します。
1本(12ml)24,200円(税込)

ニキビ予防には日ごろからケアが大切

ニキビ跡を改善しても、新たにニキビができては意味がありません。ニキビ跡のケアだけでなく、日ごろからニキビができにくい肌を目指しましょう。

まず、ターンオーバーを正常にするために生活習慣の見直しが必要です。栄養バランスのとれた食事、質の良い十分な時間の睡眠、適度な運動、リラックスできる時間の確保などを心がけましょう。肌を清潔に保つことも大切ですが、洗浄力の高いクレンジングを使い続けると、肌に必要な栄養素まで奪ってしまい、肌のバリア機能が弱まりかねません。肌への負担が少ないスキンケア商品を選びましょう。
また、十分な保湿は肌の弾力を保ち、ニキビ跡の改善やニキビの予防に効果的です。長時間潤いを保てるような保湿ケアを行いましょう。

ニキビ跡に関することで少しでも気になるという方は、聖心美容クリニックにご相談ください。

当サイトには症例も掲載しておりますので、是非参考にしてみてください。

聖心美容クリニック
https://www.biyougeka.com/

鈴木 雅詞

鈴木 雅詞医師

経歴・資格/所属

経歴

2014 JCHO中京病院 初期研修医として勤務
2016 京都第二赤十字病院 形成外科勤務
2017 済生会滋賀県病院 形成外科勤務
2018 京都府立医科大学病院 形成外科勤務
2020 京都第二赤十字病院 形成外科勤務
2022 市立福知山市民病院 形成外科医長として勤務
2023 聖心美容クリニック六本木院勤務

資格/所属

日本形成外科学会専門医
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会(JSAS)正会員
日本美容外科医師会会員
ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
ボトックスビスタ認定医

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