疲労や寝不足だけではないクマができる原因~色素・血流からクマができる?

顔の印象が暗くなってしまい、さらに実年齢よりも老けて見られがちな目の下のクマ。
疲労や睡眠不足によってクマができると思いがちですが、実は様々な理由が隠れています。
この記事では、クマができる原因と種類、改善方法について詳しく解説していきます。

クマの種類と原因

目の下のクマと一口に言って茶クマ、青クマなど幾つかの種類があり、クマの種類ごとに原因も異なります。クマは病気が原因の可能性もあるので、体調面に異常がないかチェックしておくことも重要です。次にクマの種類と原因についてご紹介いたします。

色素沈着によるクマ(茶クマ)

メラニンによる色素沈着が原因で発症する茶クマは、目の周囲が茶色っぽくなるクマのことです。茶クマは色素沈着が主な原因となりますが、その他にも目をよくこすったり、アイメイクを落とさずに寝てしまったりする場合にも発症する可能性があります。
茶クマは、光の加減によってクマのように見えることもあるので、明るい場所でチェックすることが大切です。

脂肪のたるみによるクマ(赤クマ)

脂肪のたるみが原因で発症する赤クマとは、目の下の涙袋周囲が赤くなるクマのことです。赤クマは、目の下部の眼窩脂肪のたるみが眼輪筋を圧迫することで生じます。クマが影になって目の下が黒かったり、膨らみが目立つなども赤クマの可能性があります。茶クマや青クマなど他のクマと一緒に併発する場合は、赤茶色や紫色に見えることもあります。

血行不良によるクマ(青クマ)

メラニンによる色素沈着が原因で発症する茶クマは、目の周囲が茶色っぽくなるクマのことです。茶クマは色素沈着が主な原因となりますが、その他にも目をよくこすったり、アイメイクを落とさずに寝てしまったりする場合にも発症する可能性があります。
茶クマは、光の加減によってクマのように見えることもあるので、明るい場所でチェックすることが大切です。

くぼみによるクマ(黒クマ)

目の下のくぼみによって発症するのが黒クマです。黒クマは、他のクマのように皮膚自体に色が付いているわけではなく、眼輪筋の低下(皮膚のたるみ)により目の下に影ができた状態のことをいいます。
黒クマは、目の下の脂肪が膨らんでいたり、老けて見えるようになったりする場合も該当します。

病気によるクマ

目の下にクマが生じる病気には、バセドウ病があります。バセドウ病の主な症状は、眼球突出や視力低下、体重減少、動悸、疲労感などです。眼球突出により目の周囲に影ができることにより黒クマが発生します。

その他には、癌や十二指腸潰瘍など急激に体重が減少する病気、子宮筋腫など貧血の症状を示す病気、黄疸などの肝機能疾患によりクマが発生する場合もあります。黄疸による肝機能疾患の場合は、目の周囲だけではなく皮膚全体が黄色味を帯びるというのが特徴です。また、アトピー性皮膚炎や花粉症など皮膚の乾燥・痒みを生じる疾患によりクマが発生することもあります。

クマの改善方法

目の下にできたクマは、クマの種類によって改善方法が異なります。ただし、改善しない場合はクリニックの利用など、別の対処方法を考えましょう。

青クマを改善する方法

青クマは、目の血行を促進すると改善する可能性があります。例えば、アイマスクやホットタオルで顔や目元を温める、目の周囲をマッサージする、湯船にゆっくりつかる、ウオーキングやストレッチなど適度な運動をするなどです。マッサージするときは目の周囲を過剰に摩擦しないように心がけましょう。

茶クマを改善する方法

茶クマは、適したスキンケアを行うことで改善する可能性があります。茶クマはメラニン色素の増加により発生するので、美白効果が高いといわれているビタミンCやトラネキサム酸を配合した美容液がおすすめです。ちなみに、クレンジングや洗顔の際には皮膚を優しく包み込むようにケアし、化粧水は手のひらで包み込むようにしてなじませるようにしてください。

黒クマを改善する方法

黒クマは、眼輪筋を鍛えることで改善していく可能性があります。眼輪筋を鍛える方法は、眼球を上下左右にゆっくり動かす、5秒程度片目ずつ目を閉じる、1分程度目を細めた状態をキープするなどです。黒クマの原因がむくみである場合は、目の周囲をマッサージすると効果があります。
黒クマの改善策としては、コラーゲンやヒアルロン酸など、肌のハリを促す成分を含んだスキンケアを利用するのもおすすめです。目の周囲のたるみやしわに特化しているアイクリームや専用の美容液を使っても良いでしょう。

メイクによる改善

目の下にできたクマは、メイクによる改善も期待できます。青クマの場合は、オレンジ系、もしくはピンク系のコンシーラーを使うと血行が良く見え、青クマが目立たなくなります。茶クマは明るい色を使うとクマが浮き立って見えるので、自分の肌の色と同じトーンのコンシーラーを使いましょう。

黒クマをメイクで改善する場合は、パール入りのホワイト系コンシーラーを使うと効果的です。パール入りに抵抗がある場合は、光沢がある明るめのコンシーラーでも対応できます。

美容形成外科でもクマ治療ができる

「自分でクマ対策をしても効果を感じられない」という場合には、美容整形外科や美容クリニックの利用を検討してみましょう。美容系のクリニックでは、青クマや茶クマに効果的なレーザー治療やケミカルピーリング、下まぶたのたるみに効果的な経結膜脱脂などの施術を行っています。

経結膜脱脂とは、まぶたの裏を切開して脂肪を取り除く施術です。経結膜脱脂以外にも、脂肪を移動させる経結膜的眼窩脂肪移動術という施術もありますが、症状が軽い場合はプレミアムPRP皮膚再生療法もしくはヒアルロン酸注入で対処しています。一般的に、レーザー治療やケミカルピーリングは、継続的な施術が推奨されています。

当院では、美容外科としてのクマ治療をご提供可能となっております。一部ですがご紹介させていただきます。

プレミアムPRP皮膚再生療法

ご自身の血液から抽出した高濃度PRPに成長因子を添加して、目の下に注入することで「目のくま」を改善します。
319,000円〜 473,000円(税込)

目の下の脂肪取り(経結膜下脱脂法)

下まぶたのふくらみの原因となる眼窩脂肪をまぶたの裏側から取り出すため、皮膚を傷つけることなく目のくま・たるみを改善します。
330,000円(税込) 

下眼瞼切開術/下眼瞼除皺術/ハムラ法

目の下のたるみ取り手術の中で、下眼瞼除皺術や経結膜下脱脂法では、目袋が残ったり凹みが強くなり、余計に年齢を感じさせることがあります(年齢やたるみの状態によります)。

そのような場合、眼窩脂肪の切除(脱脂)は最小限にとどめ、凹んだ部分に脂肪を移動(固定)するハムラ法が適しています。
385,000円〜 528,000円(税込)

N-トレチノインシリーズ処方(トレチノインカプセル製剤)

N-トレチノイン(トレチノインカプセル製剤)は、美白剤として知られるトレチノイン(レチノイン酸)を非常に小さい粒子(ナノカプセル化)にすることで、副作用でもある炎症を軽減しつつ、トレチノインの効果と使用感を高めることが可能です。クリームタイプの使いやすいシミ・シワ治療クリームです。
8,000円(税込)

クマは種類や原因を知って改善方法を選ぼう

目の下にできるクマには、青クマや茶クマ、赤クマなどの種類がありました。クマの種類によって原因が異なり、改善方法も違うので、「クマができて治らない」という場合は、まずクマの種類をチェックしてみましょう。クマの種類に合わせて対策すると、スムーズな改善につながっていきます。

クマの原因が分からない改善方法を知りたいなら、私たち聖心美容クリニックにご相談ください。

当サイトには事例も掲載しておりますので、是非参考にしてみてください。

聖心美容クリニック
https://www.biyougeka.com/

川端 優也

川端 優也医師

経歴・資格/所属

経歴

2013 東京慈恵会医科大学医学部卒業 済生会川口総合病院 初期研修医として勤務
2015 東京慈恵会医科大学附属病院 形成外科学講座へ入局 同病院で勤務
2016 東京慈恵会医科大学附属柏病院勤務
2019 東京慈恵会医科大学附属病院勤務
2022 聖心美容クリニック東京院勤務

資格/所属

日本形成外科学会 専門医
日本美容外科学会(JSAS)正会員
日本美容外科学会(JSAPS)会員
日本美容外科医師会会員
日本形成外科学会会員
日本頭蓋顎顔面外科学会会員
ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
ボトックスビスタ認定医

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